1.32TB。もはやトッピングというより、年間まとめ買いですね。
povo2.0が「いつものトッピング」のラインアップを刷新し、容量1.32TBの超大容量トッピングを追加しました。月あたりに換算すると110GBを3,270円相当。基本料ゼロから始めるサブ回線のイメージが強いpovoが、いよいよメイン回線として正面から戦いに来た格好です。誰にお得で、どう使うのが賢いのか。実用目線で見ていきます。
1.32TB(365日間)って、結局いくら?
新トッピングの正式名称は1.32TB(365日間)。利用料は39,240円(税込)で、有効期間は365日間。提供開始は2026年7月1日の0時からです。
ポイントは月あたりの換算。1.32TBを12カ月で割ると、ざっくり月110GB。これを月額に直すと3,270円相当という計算になります。povo2.0としては最大容量のトッピングで、公式もメイン回線としての利用を想定していると明言しています。
支払いはpaidyの分割(手数料無料)も選べるので、4万円弱を一括で出すのがきつい人でも月々に分けて持てます。
1.32TB(365日間)トッピング
| 提供元 | povo2.0(KDDI / au回線) |
|---|---|
| 料金(税込) | 39,240円(365日間・月110GB相当で3,270円/月) |
| 提供開始 | 2026年7月1日0:00から |
| 主な特徴 | povo2.0で最大容量。365日間で1.32TB使い切り型。paidyの分割払い(手数料無料)に対応 |
| 向き・不向き | au回線をメインで大容量に使いたい人向け。逆に毎月の使用量が読めない、少量しか使わない人には割高 |
ここで注意したいのが容量の数え方。povoの大容量トッピングは「使い切り型」で、月ごとにリセットされる仕組みではありません。1.32TBを365日のあいだに好きなペースで消費していくスタイルです。なので、月によって40GBしか使わない月もあれば、テザリングで200GB使う月があってもOK。月のキャップを気にせず、年間トータルの大きな器として使えるわけですね。

Amazonプライム付きという変化球も
もうひとつ用意されたのが、1.32TBにAmazonプライム(1年間)をセットにしたトッピング。こちらは利用料42,740円(税込)です。
Amazonプライムの年会費は単体で5,900円なので、データ単体(39,240円)に3,500円足すだけで1年分のプライムが付いてくる計算。プライムをどのみち払っている人なら、実質ディスカウントで付けられるパッケージですね。配送特典もPrime VideoもPrime Musicも使い倒している層には、地味に刺さる組み合わせかもしれません。
逆に「小さく持ちたい人」向けの一手も
今回の刷新は大容量だけの話ではありません。月額制で毎月0.5GBを600円で使えるサブスクトッピング、【サブスク】データ追加0.5GB/月も2026年6月19日10時から始まっています。
毎月自動で購入されるので、都度買い足す手間がいらないのが利点。連絡用にもう1回線だけ確保しておきたい、IoT機器や子ども用端末に最小限のデータだけ持たせたい、といった副回線ニーズにハマります。大容量で攻める人と、最小限で持っておきたい人。両極を同時に拡充してきたあたり、ラインアップ全体の整理という意味合いも強そうです。
【サブスク】データ追加0.5GB/月
| 提供元 | povo2.0(KDDI / au回線) |
|---|---|
| 料金(税込) | 600円/月(毎月自動購入) |
| 提供開始 | 2026年6月19日10:00から |
| 主な特徴 | 毎月0.5GBが自動でチャージされ、都度の買い足しが不要 |
| 向き・不向き | 副回線・連絡用・IoT向け。普段からそこそこ通信する人には容量不足 |

既存トッピングは一部が販売終了に
入れ替わりで、いくつかの既存トッピングは販売終了が告知されています。対象は60GB(90日間・6,490円)、150GB(180日間・12,980円)、300GB(90日間・9,834円)の3つで、いずれも2026年7月31日23時59分まで。
ここで気になるのが、これまでの大容量帯との比較です。たとえば従来あった300GB(90日間)は9,834円。これは3カ月で300GBなので月100GB換算、月額にすると3,278円ほど。新しい1.32TBの月3,270円相当と、実はほぼ横並びなんですね。つまり値段の単価そのものが劇的に下がったというより、90日や180日といった短いサイクルで買い直す手間をなくし、1年まとめて持てるようにしたのが今回の本質です。短期トッピングをぐるぐる買い替えていた人にとっては、買い忘れによる速度制限のリスクが消えるのが大きい。
楽天モバイルとの合わせ技という選択肢
povoの強みは、基本料0円で持てること。これを活かすと、他社回線との組み合わせが現実的になります。
たとえば楽天モバイルをメインにしつつ、エリアや屋内でつながりにくい場面のためにau回線のpovoを保険として持っておく、という二刀流。楽天は使った分だけ課金の料金体系なので、データの大半をpovoの1.32TBで賄えば、楽天側の請求を低く抑えながらau回線のつながりやすさも確保できます。逆に、普段は楽天で十分という人なら、1.32TBはオーバースペック。このあたりは自分の生活圏で楽天がどれだけ実用になっているか次第ですね。
【モノログ的視点】これは「サブ回線povo」からの卒業宣言かも
正直なところ、1.32TBという数字のインパクトに対して、単価のお得さはそこまで派手ではありません。月3,270円相当は、ahamoの大盛り(月100GB超)あたりと真っ向勝負できる水準ではあるものの、ここ数年の格安SIM大容量化の流れのなかでは順当な価格。なので「とにかく最安」を狙う人が飛びつくトッピングではない、と思っています。
このトッピングが本当に効いてくるのは、au回線のつながりやすさを、メイン回線として年間で安く確保したい人です。基本料0円のpovoは、これまでどうしても「いざという時のサブ」「キャンペーン乞食用」みたいな立ち位置で見られがちでした。でも1.32TBを契約すれば、もうそれ一本でメインを張れる。短期トッピングを3カ月ごとに買い直すストレスから解放され、しかもau回線の品質をフルに使える。これはpovoが「サブ回線の人」から「メイン回線の人」へ読者層を広げにきた、明確なメッセージだと感じます。
買うべきか待つべきかで言えば、毎月コンスタントに50GB以上使う人、テザリングや動画でガンガン通信する人なら、7月1日からの提供開始を待つ価値は十分あります。一方で、月のデータ量が読めない人、20GBで足りる人は、ここで4万円を先払いするより従来の中容量トッピングや他社の段階制プランのほうが無駄が出ません。1.32TBは万人向けではなく、ヘビーユーザーにこそ刺さる尖った一手。自分の年間データ使用量を一度ざっくり計算してから判断するのが、いちばん損のない選び方です。
情報参照元: povo公式・「いつものトッピング」のラインアップを刷新(2026年6月18日)/povo公式・トッピング一覧/画像: povo公式


