AQUOS R11が7月9日発売。ライカ望遠まで載せて約16万円、シャープの本気をどう見るか

シャープ AQUOS R11 本体とライカ監修トリプルカメラ Android
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ついに、AQUOSにも望遠が来ました。

シャープが2026年夏のフラッグシップ、AQUOS R11を発表。日本での発売は7月9日からです。注目はやっぱりライカ監修のトリプルカメラ。前モデルまではメインと広角の2眼でしたが、今回はシャープのスマホで初めてライカ監修の望遠レンズが加わりました。背面を光らせる新機能アカリウムも合わせて、いつものAQUOSとはちょっと違う顔つきになっています。

AQUOS R11、まずは何が変わった?

一番の変化は望遠カメラです。これまでのAQUOS Rシリーズはメインと広角の2眼構成で、ズームはデジタル頼り。それが今回、38.5MPの望遠レンズ(2.9倍光学ズーム)を新たに搭載してきました。しかもライカ監修。AQUOSでライカ監修の望遠が載るのは初めてで、ここが今回の目玉です。

カメラはライカのHEKTORレンズを採用したトリプル構成。メインが50.3MP(F1.9、1/1.55インチセンサー)、広角が50.3MP(F2.2)、そして望遠が38.5MP(F2.4)。さらに14チャンネルのマルチスペクトルセンサーで、見た目に近い色を再現するとしています。スペックだけ見ると、なかなか気合の入った布陣ですね。

チップはSnapdragon 8s Gen 4にアップグレード。前モデルのAQUOS R10がSnapdragon 7+ Gen 3だったので、世代も格も一段上がっています。RAMは12GB、バッテリーは5,100mAh。ディスプレイは6.5インチのPro IGZO OLEDで、1~240Hzの可変リフレッシュレート、ピーク輝度は3,600nitと相変わらず明るさは強烈です。

AQUOS R11の3色(ネイビー・アイボリー・テラコッタ)の本体デザイン

AQUOS R11

発売日(日本) 2026年7月9日以降、順次発売
価格(日本・税込) 163,900円(12GB/256GBモデル・SIMフリー)
主要スペック 6.5インチPro IGZO OLED(1~240Hz・3,600nit)/Snapdragon 8s Gen 4/12GB RAM/5,100mAh
カメラ ライカ監修トリプル(メイン50.3MP・広角50.3MP・望遠38.5MP/2.9倍光学)
こんな人におすすめ 国産ハイエンドで撮影体験とディスプレイ品質を重視したい人
ひとことメモ 望遠追加とチップ強化で正統進化。ただし値上げとmicroSD廃止は要チェック

背面が光る新機能アカリウム

今回の見た目で一番わかりやすい新ネタが、背面のカメラリング中央に仕込まれた灯り、その名もアカリウムです。海外向けの表記ではAquariumとも呼ばれていて、通知や着信を穏やかな光でそっと知らせてくれます。色は自然界の色合いから取った8色。

おもしろいのは、ただの通知ランプで終わらないこと。リラックス用のモードでは、たき火がパチパチ揺れるように赤く明滅させて焚き火の音を流す、といった演出もできるそうです。実用一辺倒だったAQUOSにこういう遊び心が入るのは、ちょっと新鮮ですね。

背面が光るAQUOS R11の新機能アカリウム

撮るときの賢さも盛ってきた

ソフト面でも新機能が増えています。スマートフィットズームは、専用アイコンをタップするだけでAIが被写体に合わせてズーム倍率を自動調整してくれる機能。構図を整える手間を減らして、ぱっといい感じに撮れるのを狙ったものです。

もうひとつがプライバシーセーフ。撮影時に標識や看板の文字をAIが自動で検出して、マスキングしてくれます。SNSに写真を上げるとき、背景に映り込んだ住所や個人情報が気になる人は地味に助かるはず。シャープらしい、生活に寄り添った機能の付け方です。

AQUOS R11が初搭載するライカ監修トリプルカメラ

前モデルや競合と比べてどうなの?

前モデルのAQUOS R10は2025年7月発売で、Snapdragon 7+ Gen 3、リアは2眼。今回のR11は望遠が増えて3眼になり、チップも8s Gen 4へ。中身は順当にグレードアップしています。

一方で気になる変更点も。R11ではmicroSDスロットが廃止されました。ストレージはモデルによって256GBと512GBから選べますが、カードで後から足せた安心感はなくなります。そして価格。SIMフリーの256GBモデルで163,900円と、前モデル世代から実売でおよそ5万円ほど上がった格好です。

この価格帯になると、当然ライバルも手強くなります。ライカ監修という土俵で言えばシャオミ、カメラと望遠で言えばGoogleのPixelやサムスンのGalaxy、AppleならハイエンドのiPhoneが視界に入ってきます。国産・SIMフリー・ディスプレイの明るさといったAQUOSならではの強みを、この値段でどう感じるかが分かれ目になりそうです。

【モノログ的視点】望遠とアカリウムで殻を破ったが、約16万円の壁は本物

正直に言うと、AQUOS R11はかなり手応えのある進化だと思います。これまで弱点とされがちだった望遠をライカ監修でちゃんと積んできて、チップも8s Gen 4。Pro IGZO OLEDの明るさはもとから一級品で、撮る・見るの両輪が一段引き上がりました。アカリウムのような遊び心も、実直すぎたAQUOSのイメージを少しほぐしてくれます。国産ハイエンドとして、堂々と勧められる中身です。

ただ、買い替えの結論となると、値段とmicroSD廃止の2点で立ち止まります。256GBモデルで163,900円は、もう完全にフラッグシップの値段。AQUOSの魅力のひとつだったコスパの良さで選ぶ端末ではなくなりつつあるのが正直なところです。microSDが使えなくなったぶん、大容量モデルを最初から選ぶ必要があり、実質的な出費はさらに増えます。

それでも、ディスプレイの美しさと国産の安心感を最優先するなら、R11は買って後悔しにくい一台。逆にコスパ重視なら、型落ちになるR10や、AQUOS senseの上位機といった選択肢も冷静に天秤にかけたいところです。望遠が欲しかった人にとっては待望の一台。財布と相談しつつ、自分が何を重視するかを決めてから手を伸ばすのが正解だと思います。

情報参照元: Sharp Global・Sharp to Introduce AQUOS R11 SmartphoneGSMArena・Sharp Aquos R11 telephoto and Snapdragon 8s Gen 4Notebookcheck・Sharp Aquos R11 launches with Leica triple camera/画像: Notebookcheck/Sharp Global

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