お手頃ミドルと超ハイエンド、同じOPPOでこんなに距離があるんですね。
人気のReno Aシリーズ最新作「Reno15 A」が6月25日に発売されたかと思えば、片や中国でしか出てこなかった最上位「Find X9 Ultra」がついに日本にもやってきます。値段は6万円台と27万円台。同じメーカーの新製品とは思えない振れ幅です。それぞれ何が変わったのか、そして日本のわたしたちにとってどっちが買いなのか、整理していきます。
Reno15 A:定番ミドルが、バッテリーで殴ってきた
OPPOの日本での主力といえば、やっぱりReno Aシリーズ。型落ちでも値崩れしにくく、おサイフケータイと防水を当たり前に積んでくる安心感が支持されてきました。その最新モデルReno15 Aが、6月25日に発売されています。
今回のいちばんの進化点はバッテリーです。容量はシリーズ最大の7,000mAh。前世代から大きく増えたうえに、80WのSUPERVOOC急速充電にも対応しました。これまでのReno Aは「電池持ちはそこそこ、充電は普通」という立ち位置だったので、ここを一気に底上げしてきたのは正直うれしい変化ですね。
カメラはアウト・イン両方が約5,000万画素。とくにインカメラは約100度の超広角に対応していて、自撮りやグループ撮影で効いてきそうです。SoCはSnapdragon 6 Gen 1で、ゲームをガリガリ回す人向けというより、日常使いを軽快にこなすバランス型。ディスプレイは約6.6インチのAMOLEDで最大120Hz。IP68/IP69の防水防塵とおサイフケータイももちろん健在です。
OPPO Reno15 A
| 発売日(日本) | 2026年6月25日 |
|---|---|
| 価格(日本・税込) | 64,800円(128GB)/76,800円(256GB)※SIMフリー |
| 主要スペック | 約6.6インチAMOLED(120Hz)/Snapdragon 6 Gen 1/7,000mAh・80W充電/アウト約5,000万画素+超広角+マクロ/イン約5,000万画素 |
| こんな人におすすめ | 防水とおサイフケータイ込みで、電池持ちと価格を最優先したい人 |
| ひとことメモ | 7,000mAh+80W充電で「充電を気にしない」が現実に。定番がさらに隙なくなった一台 |
そして見逃せないのが格安SIMでの安さです。Reno15 AはIIJmio、AEONモバイル、HISモバイル、QTmobile、ピカラモバイル、mineo、LinksMate、LIBMOといった主要MVNOがこぞって取り扱います。たとえばIIJmioのMNP乗り換えなら128GBモデルが44,800円まで下がるなど、定価より大きく安く手に入るのが毎度のお約束。乗り換え前提なら実質的な狙い目はここですね。

Find X9 Ultra:中国限定だった怪物が、日本に来た
そしてもう一方の主役が、最上位のFind X9 Ultra。これがけっこうな事件なんです。というのも、Find Xシリーズの最上位「Ultra」は歴代ずっと中国専売で、前作Find X8 Ultraも日本では買えませんでした。それが今回、グローバル展開に踏み切り、日本でも正式に発売されることになりました。
グローバルでは4月21日に発表され、5月から海外で順次発売。日本ではオウガ・ジャパンが7月8日からの販売を発表しています。価格は274,800円。Reno15 Aの4倍以上で、もはや別世界の数字です。
主役はやっぱりカメラ。ハッセルブラッドと共同開発したシステムで、メインは2億画素、望遠側にもう一つ2億画素の3倍望遠を積み、さらに光学10倍の5,000万画素ペリスコープ望遠まで載せてきました。デュアル2億画素という構成は日本初をうたっています。遠くの被写体をどこまで寄れるか、という一点に全振りした構成ですね。
中身もぬかりなし。チップは最新のSnapdragon 8 Elite Gen 5、ディスプレイは約6.82インチで144Hzの2K、ピーク輝度は約3,600ニトと報じられています。バッテリーは7,050mAhで、100Wの有線急速充電と50Wのワイヤレス充電に対応。望遠特化のうえに、基礎体力もフラッグシップとして文句なしです。
OPPO Find X9 Ultra
| 発売日(日本) | 2026年7月8日(オウガ・ジャパン) |
|---|---|
| 価格(日本・税込) | 274,800円(12GB+512GB) |
| 主要スペック | 約6.82インチ2K(144Hz)/Snapdragon 8 Elite Gen 5/7,050mAh・100W有線+50W無線/メイン2億画素+3倍2億画素+光学10倍5,000万画素望遠(ハッセルブラッド共同開発) |
| こんな人におすすめ | 遠くまで寄れる望遠とカメラ画質に妥協したくない、価格は二の次の人 |
| ひとことメモ | 中国専売だったUltraがついに日本上陸。約27万円のカメラ怪物 |
カラーはツンドラアンバーとキャニオンオレンジの2色。取り扱いはOPPO公式ストアやAmazon、楽天市場、大手家電量販店のほか、ソフトバンクの「SoftBank Free Style」とIIJmioでも扱われる予定です。さらに300mm相当の超望遠ユニットを足せるハッセルブラッドのカメラキットも別売りで用意されるなど、カメラ好きの所有欲をくすぐる作りになっています。

【モノログ的視点】方向が真逆の2台、迷う人はそもそもいない
同じOPPOの新製品でも、Reno15 AとFind X9 Ultraは狙っている人がまったく違います。だから「どっちを買うか」で本気で悩む人は、実はそんなにいないと思うんですよね。
多くの日本のユーザーにとっての本命は、やっぱりReno15 Aです。7,000mAhと80W充電という今回の進化は、スペック表の数字以上に毎日の使い勝手に効いてきます。朝に少し充電し忘れても夕方まで余裕、というのは地味ですが一番ありがたいポイント。防水もおサイフケータイも当然のように付いて、MVNOのMNPなら4万円台。日常を快適にする一台としての完成度は相当高いです。Snapdragon 6 Gen 1なので重い3Dゲームを長時間という人は一段上を検討した方がいいですが、大半の使い方なら不満は出にくいはず。
一方のFind X9 Ultraは、約27万円という価格がすべてを物語っています。これは「みんなにおすすめ」する種類のスマホではありません。ただ、歴代Ultraが日本で買えなかったことを思えば、光学10倍の超望遠とデュアル2億画素を国内正規で、おサイフケータイや防水も期待できる形で手に入れられるのは大きな前進。望遠でどこまで寄れるかにロマンを感じる人、写真のためなら金額を惜しまない人にとっては、待ち望んだ一台と言っていいでしょう。逆にカメラに特別なこだわりがないなら、この価格を出す理由は薄いです。
結論はシンプル。普段使いを賢くアップデートしたいならReno15 A、カメラに全部賭けたいならFind X9 Ultra。同じメーカーでここまで性格が分かれているのは、選ぶ側からすればむしろ分かりやすくて好ましいですね。
情報参照元: OPPO Japan・OPPO Reno15 A 販売開始/OPPO Japan・OPPO Find X9 Ultra 販売開始/Engadget・Oppo Find X9 Ultra/GSMArena・Oppo Find X9 Ultra specs/画像: OPPO Japan/GSMArena


