Pixel 11のTensor G6リークまとめ。CPUは2nmで刷新もGPUは据え置き?

Pixel 11のリーク CADレンダー画像 Android


CPUは速くなる、でもGPUは…? なんだか毎年おなじみの展開になってきました。

2026年後半に登場するとされるGoogle Pixel 11シリーズ。その心臓部に載る次世代SoC「Tensor G6」のリーク情報が、海外メディアの報道でだいぶ出そろってきました。海外複数のリークをつき合わせると、見えてくるのはCPUは大刷新、GPUは正直あやしいという、Pixelらしいといえばらしい構図です。日本のユーザー目線で、ざっくり整理していきますね。

Tensor G6、CPUはARMの新コアでまるごと刷新

まず明るい話から。Tensor G6のCPUは、ARMが2025年後半に投入した最新の「C1」世代コアへ刷新されると報じられています。構成は1+4+2の7コア。内訳はこんな感じです。

  • 1× C1-Ultra(最大4.11GHz)
  • 4× C1-Pro(3.38GHz)
  • 2× C1-Pro(2.65GHz)

トップクロックが4.11GHzというのは、歴代Tensorの中ではかなり攻めた数字。コア数自体はTensor G5より1つ減るとされますが、コア世代が新しくなるぶん、シングルスレッドの伸びは期待していいかもしれません。発熱との折り合いがどうつくかは気になるところですが、少なくとも「CPUは前進」で間違いなさそうです。

Tensor G6とPixel 11シリーズのリーク仕様まとめ図

Tensor G6(リーク時点の主な仕様)

製造プロセス TSMC 2nm(G5から微細化)とされる
CPU ARM C1世代・1+4+2構成。最大4.11GHzと報じられる
GPU PowerVR系 CXTP-48-1536。世代的に見劣りするとの指摘あり
モデム MediaTek M90(MT6986D)。Samsung製からの脱却とされる
セキュリティ Titan M3チップ(更新版)
搭載予定 Pixel 11シリーズ(2026年8月ごろの発表が有力視)

製造はついにTSMCの2nmへ。モデムも脱Samsung

地味に大きいのが、製造プロセスの世代交代です。Tensor G6はTSMCの2nmプロセスで作られるとされ、これが本当なら省電力性や効率の面でまとまった改善が見込めます。発熱しがちと言われ続けてきたTensorにとっては、ありがたい変化ですね。

そしてもうひとつ。モデムがMediaTek M90(MT6986D)に切り替わると複数のメディアが報じています。これまでTensorはSamsung(Exynos)系モデムを使ってきたので、ここからの離脱が事実なら、つながりやすさや電池持ちにどう効くか注目です。Pixelの弱点としてたびたび挙げられてきた通信まわり。地に足のついた改善になるか、見ものです。

でもGPUは据え置き、いや実質ダウン?

さて、雲行きがあやしいのがGPUです。Tensor G6にはPowerVR系のCXTP-48-1536が載るとされますが、これがどうやら2021年ごろのCXT世代をベースにしたものらしく、Tensor G5に積まれていたGPUより世代的に古い可能性があると指摘されています。

つまりCPUは刷新したのに、GPUはむしろ後退しているかもしれない、という不思議な構成。海外メディアでもゲーマー界隈を中心に、またこのパターンか、とザワついています。Pixelはもともと重量級ゲームのフレームレートで他社フラッグシップに一歩譲る場面がありましたから、ここが据え置きとなると、ゲーミング用途で他社と差が開く展開も考えられます。

カメラは新センサー、Pixel 11 Pro系が本命か

カメラ周りも動きがあります。リークによると、標準のPixel 11にはchemoshというコードネームの新メインセンサー(50MP級とみられる)が載るとされ、上位のPixel 11 Pro / Pro XLにはbastet・barghestと呼ばれる新センサーが主カメラ・望遠用に採用されると報じられています。

つまりカメラの伸びしろは、やはりPro系に厚く割り振られそうな雰囲気。AIによる画像処理を担う部分(新TPUやカスタムISP)も更新されるとされ、Pixelの強みである撮影体験は順当に磨かれる見込みです。スペック表の数字より、撮ってどう仕上がるかが大事なのがPixelですからね。

Pixel 11のCADレンダー画像(リーク)

Pixel 11シリーズ(リークで見えている範囲)

発売時期 2026年後半・8月ごろの発表が有力視(日本価格は未発表)
SoC Tensor G6(TSMC 2nm・ARM C1世代CPU)とされる
カメラ 標準=新センサーchemosh(50MP級か)/Pro・Pro XL=新センサーbastet・barghest
そのほか 12GB RAM、Qi2対応、カメラバーのカバー廃止、Pixel Glow演出などが報じられる
こんな人向け カメラ・AI・長期アップデート重視でPixelを選びたい人

【モノログ的視点】GPU据え置きは、Pixelを選ぶ人なら案外気にならない

リークを並べると「CPUは新世代、GPUは旧世代」というアンバランスさが目を引きます。スペック表だけ見れば確かにツッコミどころ。ただ、ここで一歩引いて考えたいのが、そもそもPixelを選ぶ人がスマホに求めているものは何かという点です。

Pixelの強みは昔から、SoCの生スペックではなくカメラの画作り、AI機能、そして長期アップデートの3点に集約されます。原神を最高画質で延々と回したい人は、もともとPixelより他社のSnapdragon搭載機やゲーミングスマホを選んでいるはず。そう考えると、GPUが据え置き気味でも、日常使い(カメラ・SNS・地図・軽めのゲーム)の体感ではそこまで困らない、というのが正直な見立てです。むしろ2nm化とモデム刷新で発熱と電池持ちが改善するなら、毎日の快適さはむしろ上がる可能性すらあります。

Pixel 11のPixel Glow演出のモックアップイメージ

買い替え価値で言うと、Pixel 9以前から乗り換える人にはカメラとAIの進化で十分おすすめできそう。一方でPixel 10ユーザーが急いで飛びつくほどの劇的差かというと、GPUが伸びない以上、そこは様子見でいいと思います。気になるのは日本での価格。円安基調が続けば、Proクラスは強気の値付けになりかねません。発表後の日本価格を見てから、自分の使い方に合うグレードを選ぶのが賢いやり方ですね。ゲーム性能を最優先するなら、最初から別の選択肢を、というのが本音のところです。

情報参照元: 9to5Google・Pixel 11 leak reveals new camera hardware, Tensor G6 detailsAndroid Authority・Google Tensor G6 full specs leak9to5Google・Pixel 11 first render leak/画像: 9to5Google/Android Authority

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