キャリアが、自社ブランドをまとわない素のスマホを売る。ちょっと意外な話ですよね。ソフトバンクが新しい販売枠SoftBank Free Styleを立ち上げ、これまで家電量販店やメーカー直販が主戦場だったSIMフリー端末を、自社のオンラインショップで扱い始めました。プランの名前っぽく聞こえますが、料金プランではありません。オープンマーケットモデルを買える新しい売り場、と考えるのが正解です。
SoftBank Free Styleって結局なに?
ざっくり言うと、ソフトバンクがオープンマーケットモデル(いわゆるSIMフリー版)のスマホを厳選して並べる特別な販売枠です。提供が始まったのは2025年11月28日。ソフトバンクオンラインショップの中に、専用のコーナーができたイメージです。
ポイントは、ここで売られるのがソフトバンク向けのプリインストールアプリが入っていない、メーカー版そのままの端末だということ。キャリアショップで買うといつの間にか増えている、あの独自アプリ群がありません。中身は量販店やメーカー公式で買うSIMフリー機と同じ、という割り切りです。

第一弾はシャオミのXiaomi 15TとXiaomi 15T Pro。どちらもライカ共同開発カメラを積んだ人気機種で、いきなり本気のラインアップで来ました。
Xiaomi 15T / 15T Pro(第一弾)
| 販売開始 | 2025年11月28日 |
|---|---|
| 価格(現金) | Xiaomi 15T:64,800円/Xiaomi 15T Pro:109,872円 |
| 支払い | 12回・24回・48回の分割に対応(実質年率0%)。15Tは48回で月1,350円 |
| 特典 | PayPayポイント(15Tで5,000円相当/15T Proで15,000円相当) |
| ひとことメモ | キャリアアプリなしのメーカー版。ライカカメラを分割で手に入れられるのが強い |
Xiaomi 15T Proは現金だと約11万円ですが、48回払いなら月々2,300円弱。ライカ監修の望遠カメラが載ったハイエンドを、この月額で持てるのはなかなか魅力的です。

第二弾はOPPO Find X9。ハイエンドが続々
勢いはそのまま第二弾へ。2025年12月23日からOPPO Find X9の販売が始まりました。ハッセルブラッド監修カメラにおサイフケータイ対応と、日本向けに欲しい要素を詰め込んだモデルです。

OPPO Find X9
| 販売開始 | 2025年12月23日 |
|---|---|
| 価格(現金) | 149,808円 |
| 支払い | 12回・24回・48回の分割に対応(実質年率0%)。48回で月3,121円 |
| 特典 | SoftBank Free Style 購入特典として、PayPayポイント2万ポイント |
| ひとことメモ | SIMフリーのメーカー版。約15万円の高級機を月3千円台で分割できる |
その後もXiaomi 17 UltraやREDMAGIC 11 Proといった尖ったモデルが加わり、ラインアップはどんどん広がっています。ゲーミングからカメラ特化まで、量販店の棚みたいな品揃えになってきました。
なぜキャリアが今さらSIMフリー機を?
背景にあるのは、シンプルにスマホが売れなくなったという現実です。市場は成熟して買い替えサイクルも伸び、これまで通りのキャリアモデルだけでは頭打ち。そこで選択肢の幅を広げ、いままで自社で買わなかった層にも刺さる端末を並べよう、という発想のようです。
従来のキャリアモデルは、メーカーからの要望に応じて用意する受け身の面がありました。Free Styleはそこを一歩進めて、人気のオープンマーケットモデルを自ら仕入れて売り場に載せる攻めの構え。分割払いとPayPay還元というキャリアならではの武器を、SIMフリー機にも効かせてきたわけです。
ユーザーから見た旨みは、なんといっても高額なハイエンドを実質年率0%の48回払いにできる点。10万〜15万円クラスを一括で出すのはしんどいですが、月々数千円なら手が届く。しかもキャリアアプリなしの素の状態、というのが地味に効いています。
【モノログ的視点】キャリアの売り場が量販店化する未来、ちょっとワクワクします
これ、個人的にかなり面白い動きだと思っています。だってキャリアが、自社色をあえて消したメーカー版スマホを堂々と売るんですよ。しかも第一弾からライカのXiaomi、第二弾でハッセルブラッドのOPPOと、カメラ好きが素直に欲しくなる並び。売り場のセンスがいいんです。
いちばんグッときたのは、実質年率0%の48回払いをそのままSIMフリー機に持ち込んだところ。約15万円のOPPO Find X9が月3,121円って、量販店の一括やメーカー直販ではなかなか出てこない見せ方です。PayPayの2万ポイント還元まで乗ると、実質の負担はさらに軽くなる。キャリアの体力を、端末の敷居を下げる方向に使ってくれるのは素直にうれしいですね。
キャリアアプリが入っていない素のメーカー版というのも、わかっている人ほど刺さるポイント。余計なものが載っていない気持ちよさは、一度知るとやめられません。ソフトバンク契約が前提だったり、分割の残債という縛りはあるので、そこは自分の使い方と相談。とはいえ、選べる端末が増えて、支払いのハードルまで下がるなら、乗り換えを考える楽しみが一気に広がります。次はどのハイエンドが並ぶのか、素直に続報が待ち遠しいです。
関連して、ソフトバンクのGalaxy Z Flip7の大幅値下げや、日本上陸したOPPOのReno15 A・Find X9 Ultra、勢いの止まらないXiaomi Storeの国内出店も合わせてどうぞ。
情報参照元: ソフトバンク公式・SoftBank Free Style 提供開始(第一弾 Xiaomi 15T/15T Pro)/ソフトバンク公式・第二弾 OPPO Find X9 販売開始/画像: iggy.tokyo/Xiaomi(PR TIMES)/OPPO


